ファルシドールニット
ドダウリキルト展 in 京都
昨年に続き、ことしの12月も京都でドダウリキルト展を
開催させていただくことになりました。
「ネパール・ドダウリキルト展」
シサムコウボウ京都裏寺通り店ギャラリー
12/16(金)~29(木)11:30~20:00(最終日18:00まで)
期間中無休
*
ドダウリの村から
新作のキルトが届きました
2013年から始まった、ネパールのドダウリという
小さな村でのキルトづくり。
現在12人の女性たちが毎日キルト教室に集まり、
楽しくおしゃべりをしながらキルトを作っています。
彼女たちが縫い上げるのは、ネパールの自然や暮らしを
モチーフにし、独特の色彩感覚やデザインセンスが
いかされた「世界中どこにもない」キルトたち。
今回は今年になって作られた新作キルトを中心に
展示販売を行います。
また昨年のネパール大震災以降に始まった新たな
支援プロジェクトによるニット製品の展示販売も
行います。
クリスマスシーズンのひととき、ネパールのクラフト
作品のカラフルな世界をお楽しみください。
*期間中にドダウリキルトをお買い上げの方に、
2017年カレンダーをプレゼントします。
(数に限りがございます)
シサムコウボウ京都裏寺通り店ギャラリー
〒604-8041 京都市中京区裏寺町通蛸薬師上ル裏寺町591
http://www.sisam.jp/shopinfo/sisam146.html
主催/NPO国際交流の会とよなか(TIFA)
ネパールプロジェクト
http://tifa-toyonaka.org
*
クリスマスシーズンの京都
魅力的なフェアトレード商品がたくさん並ぶシサム
コウボウさんのお店、ぜひ楽しんでくださいね☆
2016.1 ネパールへ (5)
久しぶりのブログです。
今年1月に行ったネパールのブログが途中になってしまいました。
早く書いてしまわないと、あっというまに夏になってしまいますね。
ネパールも4月から5月がいちばん暑い季節、ドダウリ村の気温は
40度近くにもなり、そろそろ雨期に入る頃です。
*
さて、1月半ばのドダウリ村の朝です。
1月のネパールは思った以上に寒く、ドダウリ村の朝も霧がかって
太陽がなかなか出てきません。
以前きたのは4月と10月、朝5時頃には鳥の声で自然に目が覚めて、
朝の散歩に出かけていたのに、今回は7時くらいにようやく明るくなり、
でも寒いしもう少しベッドの中にいたい… そういう感じでした。
ドダウリ村での滞在先はホテルではないのでエアコンもなく
(あっても停電ばかりですが)夜はけっこう冷え込みます。
もちろんホットシャワーが出るはずもなく、、、
4月の暑すぎるのもきついですが、寒いとやっぱりテンションが
あんまりあがりません、、、
午前10時
朝昼兼の食事、アサさんの作ってくれたダルバート(ネパールカレー)に、
TOSHIさんが日本から持参された自家製梅干しを添えていただきます。
体調を少々崩しそうになっても、スパイスなどが自然と薬となっていた
気がします。 にんじんの輪切りも甘くておいしかったです。
10時すぎ
キルトづくりの部屋には、キルターさんたちが集まってきます。
その頃になると、だいぶ外はあったかいのですが、コンクリートの床
の部屋はひんやり、、、足やお尻が冷たいです。
でも、キルターさんたちはみんなとっても元気!
TOSHIさんの iPadで、昨年(2015年12月)開催された京都の
シサムコウボウさんでの展示「カオハガンキルトとドダウリキルト」の
模様などを見せてくれました。
そして、ほぼ全員がそろったところでミーティングがはじまりました。
TOSHIさんが 実際に自分でキルトをいろんな会場で販売していて感じること、
日本のお客さんの反応、ドダウリキルトを創設した吉川順子先生からの
アドバイスや提案などをお話され、キルターさんたちも真剣に聞いています。
この写真は2013年11月、滋賀県石部のもみじあざみ寮にて
サルミラさんのキルトをお買い上げのNさん(笑顔!)
このキルトは2013年の夏〜秋に制作されたキルトです。
ぐるりにシルエットの絵柄があり、真ん中にはキルト制作の際に
できる端切れを使った「ピースワーク」を配したキルト。
吉川順子さんがドダウリキルトのために考えたデザインです。
最近できあがってくるキルトには、この「ピースワーク」がないものが
多いのが気になります。小さな端切れを縫い足していくのは、手間な
ことですが、布を捨てることなく使わないとキルトづくりの意味がない、
端切れを絶対に無駄にしてはいけない、端切れも活かしてキルトを作る
ことがとても大事です。
ということを、しっかりとまたみんなで確認しました。
マンデラさん
布にチャコペンで下書き、はさみでカット。
キルトづくりの上手なマンデラさんはこのとき妊娠中。
この春、女の子が生まれたそうですよ☆祝
フルマヤさん
大きいサイズのキルトも迷いなく、下絵に沿ってはさみを入れてました。
カルパナさん
まっすぐ均一にキルティングするために、チャコペンで線をひいています。
最後に洗濯してきれいにするので、線はすべて消えます。
吉川順子さんから預かったキルトの新しいデザイン案のファイルに
みんな興味津々。今後のキルトづくりに反映されてくることでしょう。
「これいいですね〜」とTOSHIさんが作った人の前にたって、1枚づつ
いいと思う点をみんなの前でほめてくれました。
ミシンでキルトバッグの仕上げをしているリーダーのアサさん。
仕事がていねいです。
「キルトづくりは楽しい 〜♪」
おやつは平等に、、、
ドダウリ村のキルト
これからもよろしくお願いします。
3年
2013年4月からはじまったドダウリ村のキルトプロジェクト
今日で丸3年がたち4年目スタートです。
この1年、本当にいろんなことがありました。
4月のネパール大地震…
キルトプロジェクトを支えてくれていた大事な大事な方たち
(豊中のKさん、Mさん、滋賀のNさん)とのお別れ…
京都でのカオハガンキルトとの展示販売… など
悲しいこと、うれしいこと、たいへんなこと、楽しいこと…
たくさんの経験をしました。
今年度も、ますます腕をあげて、多くの方によろこんで
もらえるキルト作りをめざして、がんばっています!
どうぞよろしくお願いいたします。
【4〜5月ドダウリキルト関係の予定】
国際交流の会とよなか(TIFA)ネパール支援報告会
〜ネパール大地震から1年〜
4月23日(土)14:00~16:00
とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」
TIFAではネパールの人々にいろいろな支援活動を行っています。
被災地への緊急支援報告をはじめ、ご支援いただいた方たちへの報告会です。
「ドダウリ村の支援活動」葛西芙紗
「ブンガマティ・ファルシドール村のニット制作」中園敏也 ほか
http://tifa-toyonaka.org/schedules/2223
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ドダウリキルト&ビーズブレスレット展示販売
@クレヨンハウス大阪店
4月29日(金)〜5月29日(日)10:00〜19:00
震災で被災したパタンの女性達が作ったビーズブレスレットと
ともに、ドダウリキルトも展示販売していただけるそうです。
クレヨンハウスはオーガニックな食材や食品、質の高いおもちゃや絵本を
たくさん取り扱うすてきなお店、見ているだけでもとっても楽しいお店です♪
クレヨンハウス大阪・江坂店
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/pages/shop_osaka.aspx
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5月14日(土)11:00~18:00
東日本大震災から5年、ネパール大震災から1年。
結ぶ、広がる、ボランティアの輪を大阪から!
TIFAのネパールチームが主催するお寺でのコラボイベント。
最近若い人に人気の南堀江エリアでの初めての開催です。
〈プログラム〉
ネパールのクラフト作品販売、福島県の食品販売、アジア料理屋台
インド音楽コンサート、ミンダナオ子ども図書館 松居友さんの講演会
2016.1 ネパールへ (4)
「ナマステ(おはようございます)」
7:00am いつもの長距離タクシーの運転手 メックさんがホテルに
迎えにきてくれました。
今日はいよいよネパール南東部にあるシンズリ郡ドダウリ村に向かいます。
親切なメックさん 2年前よりも新しい車になってました。
カトマンズ市内 工事が終わり広くきれいになった道
カトマンズからはいくつもの山や川をこえていきます。
1月中旬、この時期は菜の花の季節でした。
山の上で途中休憩
1月はみかんの季節でもありました。
山道でわたしは少し車酔い気味でしたが、みかんでリフレッシュ!
(本当はこの写真は帰り道の写真です)
手で皮がむけるみかんは「スンタラ」、オレンジは「ジュナ」
サイズ、価格、味 いろいろありましたが、どれもジューシーで美味しく
いろんなところで1キロづつ買っては、旅行の間中お世話になりました。
山道を越えたところの町でお昼ごはん
「モモ(チベット餃子)」と「チョウメン(焼そば)」
その後、町の家具屋さんに立ち寄りました。
そのお店はサニタさんという女性の嫁ぎ先で、サニタさんはTIFAが運営して
いた孤児院「ハッピーガールズホーム 子どもの家」の卒業生だそうです。
TIFAの葛西さんの突然の訪問に喜び、記念撮影。
かわいい子どもさんと優しそうな旦那さん、幸せそうでした。
Happy Girls Home 「子どもの家」 | 国際交流の会とよなか(TIFA)
さあ、ここからは平原地帯
田舎の村をたくさん越えてドダウリ村を目指します。
土と木だけでできた家や小屋、畑、家畜、植物。
物はそんなになくても、のんびり暮らしてそうな人々。
女性達の鮮やかな色の民族衣装。
映画を見ているような車窓からの景色。
そして、地震の影響はほとんど見られませんでした。
サッカーゴール、学校
サッカーの試合
道、補修中
補修のお手伝いしている男の子ら
カトマンズからドダウリ村まで、車で1日がかり。
本当は飛行機でネパール南部の街、ジャナクプルまで飛んで(30分)
そこから車で3時間という行き方もあり、今回そうやって行こうかと
言ってましたが、ガソリンの高騰や政治不安で、飛行機飛ばず。。。
しかも、山を降りたところからは、まっすぐの広いアスファルトのよい道が
あるのに、そちらも政治的な問題で通行止めされており、今回はいくつもの
村の中の道を通って行きました。
おかげでガタガタ道だったけども、見える景色はすてきでした。
また今回は暑い季節ではなかったので、車の中でも快適でした。
5:00pm ドダウリ村に到着
地元NGO・HANDSのクマールさんやバスーさん、奥さんのキルトリーダー
アサさん、息子さん達、診療所の方、みなさんお元気そうで何より。
キルターさんも何人か残って待っていてくれました。
歓迎の花束をいただいたあと、みんなで歓談おやつタイム。
葛西さん手づくりのおいしいパウンドケーキをいただきながら、わたしは
2年以上ぶりの再会に興奮で、カメラを撮るのをすっかり忘れていました。
しかも、カメラレンズが汚れて、なんかぼや〜っとなってます。
photo : TOSHIさん
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明日はいよいよキルトづくりの部屋へ