ネパールのおしゃれ
カトマンズの街を歩いていたら、よく見かけたカラフルな布の並ぶお店。
ネパール女子御用達おしゃれショップです。
ちょっとのぞいてみましょう。
無地のピンクだけでもちょっとづつ違う色がこんなにいろいろ。
絞り染め? 金糸の刺繍がキラキラ。
葉っぱのデザインかわいいな。
こちらはまた別のお店ですが、こんなふうにお店の人は
布の前に座っていて、あれやこれやとお客さんの好みの布を
目の前に出してくれます。
同行の moe chan と Mさんが、ネパール風のオーダーメードの服を
作ってもらうことになりました。
ネパールでは既製品の服を買うよりも、自分の体にあわせた
オーダーメードの服を作ってもらうほうが一般的なようです。
多くの布屋さんで、お客の女性がお店の人とあれやこれやいいながら、
座り込んで話している風景をよく目にしました。
日本も昔は呉服屋さんでこんな感じだったのかなあ〜
自分の体のサイズにぴったりの服、ちょっとうらやましいですね(^^)
photo : moe chan
布が決まれば、どんなデザインにするかを決めて、体の採寸を
してもらいます。
そして...
お店の前や横にはたいてい仕立て屋さんがいて...
路上ミシン、いいなあ〜(^^)
カタカタカタ...
すてきなミシン!
ちなみにこのとき、仕立て屋のおじさんが縫っていたものは
服ではなくて、秋の大きなお祭り用の飾りだそうです。
それから・・・4〜5日後
photo : moe chan
photo : moe chan
moe chan と Mさんのオーダー服がいい感じに出来上がっていました。
さっそくその場で着てハイチーズ!
ちなみに、たくさんのカラフルな布に目移りしすぎて布を選びきれ
なかったカメラ係のわたしです...(^〜^)
こちらは、ドダウリ村のキルト教室のおしゃれ娘たち。
photo : junko nagata
最近のネパールの(とくに若い)女性は普段は「サリー」ではなく、
クルタ(丈の長い上衣)とスルワール(ゆったりしたパンツ)と
ショール(肩掛け)の3点セットで着る「パンジャビドレス」スタイルの
人が多いそうです。
6メートル程の長い布をグルグル巻き付けて着るサリーよりも、
動きやすくて機能的。年々クルタの丈も短くなってきているんだとか...
今日は全身白のまぶしいビンダさん。
あ〜 逆光だった〜(^^)
ときどき、ジーンズなどの洋服の娘さんもいましたが、外国人の目
から見るとやっぱり民族衣装ってすてきだなあ...
いいね(^o^)/
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「ドダウリ村のキルト」はすべて新しい布で作られています。
本来キルトやパッチワークというものは、着なくなった衣類や
家で不要になった布をつぎあわせて作るものです。
新しい大きい布を切って作るのは邪道なことかもしれません。
ドダウリ村のキルト教室でも、最初みんなに「古くなったり
着なくなったサリーやクルタがあれば持ってきてください」と
伝えましたが、持ってくる人はいませんでした。
日本と違って、着なくなった服というのは本当にボロになった
服で、それらもまた働く布となって家の中で最後まで使われて
いるのかもしれませんね。
新しい布だけど、最初と最後に洗濯をすることで
綿の布のくしゅくしゅ感が出ています。
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「パンジャビドレス」のアサさん(キルトリーダー)と
「サリー」の親戚さんたち