ドダウリ村のキルト

ネパールのドダウリ村キルト作りをのんびり楽しくご紹介します

かさいさん

 

やぎのエサとなる木を頭にのせて、ドダウリ村の子どもたちに
囲まれているのは...^^

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キルト講師吉川さんの片腕、中園氏(右)と
TIFAの葛西芙紗さん(左)です。

 

わたしとサビナさんは葛西さんのことを、敬意を持ってひそかに
「サイボーグかさいさん」あるいは「鉄人かさいさん」と
呼ばせてもらってます。 (かさいさんすいません...^^)

ここにお年を書くのはひかえておきますが、世の中のそのぐらいの
年の方と比べて(というかそれは比べものにはなりません)
一緒にネパールに行った誰よりも(!?)体力気力があるんじゃ
なかろうか... と思えるほど元気なお人です。

わたしは他にこんなに  “タフなおばさま”  を知りませんし、
未だかって出会ったことがありません。^^

 

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葛西さんはネパールでは、ナマもの以外なんでも食べて、
長い移動の飛行機やジープの中でもずっと元気なままで、
暑さ寒さはもとより、カトマンズの排気ガスにも負けず、
カトマンズの街のガタガタ道でも誰よりも早足で、
ふっかけてくる商売人はけちらし、値下げ交渉もガンガン。
記憶力や暗算も抜群(ときどき言ったことを忘れていることは
あるみたいだけれど ^^) おいしいものをよく知っていて
英語も話せて(「カサイサン英語」とのことですが ^^)
たくさんのネパールの人々にも慕われていて、いつも新しいことや
ものにも興味津々、ネパールにもipad持参でメールチエック。
どこででもパッと寝れるから、ドダウリ村の診療所の屋上で
星を見ながら、夜露にあたっても熟睡できてしまうお人です。

「以前、雨期の終わりにドダウリ村行ったら、まだ河の水がいっぱいで、
そこまで行ったのに村に行けずひきかえしたのよ〜 ほほほ^^」とか
たいへんだったこともさらりとおっしゃる。

 

f:id:doudaurikilt:20131124180622j:plain「ドダウリ村のキルト」の活動は、2013年4月から始まった
ばかりのプロジェクト、国際交流の会とよなか(TIFA)のネパール
農村地域への支援活動(TIFAネパールプロジェクト)の一環です。

大阪豊中市にあるTIFAには、ボランティアで実にさまざまな人々が
関わり、日本に住む外国人(子どもを含む)の生活支援活動、
ネパール他諸外国への支援活動、診療所や孤児院の設立、里親制度、
奨学金制度、手工芸の技術指導、農業研修、多国籍料理のカフェ運営 
などなど、、、 
1985年の発足から、さまざまな取り組みをされています。

 

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そして、この「ドダウリ村のキルト」の活動を中心となって進めているのが、
TIFA代表の葛西さん。1994年からTIFAネパールプロジェクトとして、1年に
2〜3回、現地に赴きネパールの人たちと交流し、困っている地域の生活を
いろいろなかたちで支援し続けています。
(写真左から葛西さん、ナガタさん(サビナ)、キルト講師吉川さん)

 

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葛西さん曰く
「わたしは発展途上国という言葉がきらいです。ネパールは農耕だって
盛んで本来は豊かな国。のんびりと平和に暮らしていたのです。
発展途上国というのは、資源のない国が押し寄せてきて資源を分捕ったり、
科学技術を見せつけて、この国は発展途上だ、遅れている と勝手にレッ
テルを貼りつけたにすぎないのです。
わたしは、たまたま日本に生まれてきて幸せに暮らしているけれど、
世界には生まれてきたときから、たいへんな暮らしを強いられる人が
たくさんいます。どこに生まれてくるか、人は選ぶことができないから、
わたしは少しでもそんな人たちの役に立ちたいと思っているのです」
と、そのようなことを時々お話されます。

言うは易しだけども、日本で寄付などの資金集めに奔走し、自ら現地に
赴き支援し続けるということは、本当にたいへんなことだと思います。
うまくいかないことや、いかなかったことも多々あると聞きましたが、
へこたれているヒマなんて全然なさそうです。
もう、かれこれ50回以上ネパールの農村に通ってるそうです!
常に全速力で走っている、大きなお母さんという感じがします。^^

 

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ちなみに、このブログを書いているわたしは、昨年末、偶然、葛西さんの
となりに座り、話を聞いて新しくはじまるキルトプロジェクトに興味を持ち、
今年2回(4月と9月)キルトの先生のアシスタントということで、ネパ
ールについて行ったにすぎないものです。しかもキルト初心者(^^)
(写真左から、わたし(yumiko)、TIFAのMさん、葛西さん)

体力も気力も志しも、葛西さんの足下にも及びませんが、自分ができる
範囲で楽しみつつ、お手伝いできるといいなと思います。 

 

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また、葛西さんの他にもTIFAにはパワフルな人がたくさんいます。
現地に行って活動する人、直接現地には行かなくても活動を支える人、
自分のできる範囲で支援や応援をし続けている人々。
主婦だったり、お母さんだったり、会社を退職した人だったり、、、と
ほとんどの人がきっといわゆるふつうの人々。
でもこれすごいことです。

今週金曜日(11/29)から、また葛西さんは会計監査の人とネパールへ。
葛西さんにとって、ネパールはちょっとまた行ってきます〜という感じ
なのだろうな。 
どうぞ、お気をつけて行ってきてくださいませ。

 

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トランジットのタイの空港で「これおいしいのよ〜」って
葛西さんが買ってきた南国フルーツ、らんぶーたん。 美味!^^

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ネパールプロジェクト
http://homepage1.nifty.com/tifa/nepal_project.htm