ドダウリ村のキルト

ネパールのドダウリ村キルト作りをのんびり楽しくご紹介します

キルトが届きました 2014.3

 

報告遅れましたが、昨年末のY.Mさんのネパールスタディーツアーで、
製作中だったキルトが、数枚できあがって大阪豊中のTIFAに届きました。

製作中の風景はこちら↓「ドダウリ村のキルト教室」
http://doudaurikilt.hatenablog.com/entry/2014/02/26/225651 

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ではさっそく見てみましょう。

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制作者不明(製作中の写真からするとたぶんチャンパさん)
175×110

 

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制作者不明(たぶんアンビカさん)
152×112

 

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制作者不明(たぶんオプサラさん)
132×94

 

 

サイズはそれぞれ違いますが
今までで作った中ではいちばんの大作です。

予想通り、指示したものとはかけはなれたキルトが出来上がってきました。
とは言いつつも、時間をかけて縫われた大きなキルトは、それだけでも
迫力があるし、少しづつだけどもドダウリ村の世界感が出てきたようにも
思います。何よりもこんな大きなキルトを作れるようになったキルターさん
たちの成長ぶりがすごいです。

 

次に少し大きめのランチョンマットサイズ
35×45ぐらいかな。

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制作者不明

 

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ザヌカさん

 

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カルパナさん

 

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カルパナさん

 

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カルパナさん

 

無地布だけであっさりと仕上げてみました。
スッキリしすぎて、以前のガラガラキルトが恋しいぐらい...?
きっと柄柄ばかりのところに、これがあると、すっきりしていいねって
思えそうだし、スッキリの中に柄柄があると柄ものいいなって思えそうです。
スッキリキルトに20~30%の柄布入れてください。ってのも良さそう?(^^)

 

しかしながら、これらも吉川順子さんの考案したドダウリ村のキルトの特徴
「地面のつながる1枚布のシルエットアップリケ」というものを、おおかた
無視して作ってしまっています。今まで吉川さんが教えてきたことを、ちゃん
と理解してもらってないようです。

「なぜ、カオハガンキルトのように自由なキルトを作ってはいけないのか?」
「作ってもいいけど、カオハガンと同じになってしまう。同じようなキルト
を作っていった場合、今の段階ではカオハガンキルトに負けてしまって販売
が難しくなる。シルエットアップリケがドダウリ村の特徴として見せたほうが
販売がしやすい。」と吉川順子さん。

カオハガンキルトと同様にドダウリ村のキルトを、自分が手にかけたキルトと
して今後力を入れて販売していきたいという気持ちが伝わってきます。
販売できないと、この活動が今後に続いていかないということを、ドダウリ村
のキルターさんたちにもっと理解してもらう必要があるようです。


この4月で開始からもうすぐ1年になるドダウリ村のキルトの成長を喜びつつ
も、先のことを考え、少し厳しくも感じる吉川さんの指導。
今後のキルトづくりにどう反映されてくるのか、楽しみです。

 

おまけ

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ドダウリ村のキルターさんたち、1年足らずで150センチをまっすぐ何本も
縫ってキルトを作るようになったというだけでも本当にすごいなって思います。

ほんの小さなキルトを1年近くかかって仕上げたわたし(遅っ!!)には
キルトづくりはセンスだけではない、根気と努力の賜物だってことを。。。

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ドダウリ村のキルト教室のあまり布をもらって作ったキルト
中途半端なサイズ&激しいガラガラ
はて何に使う?(^^)