ドダウリ村のキルト

ネパールのドダウリ村キルト作りをのんびり楽しくご紹介します

3年

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2013年4月からはじまったドダウリ村のキルトプロジェクト
今日で丸3年がたち4年目スタートです。

 

この1年、本当にいろんなことがありました。

4月のネパール大地震

キルトプロジェクトを支えてくれていた大事な大事な方たち
豊中のKさん、Mさん、滋賀のNさん)とのお別れ…

京都でのカオハガンキルトとの展示販売… など

 

悲しいこと、うれしいこと、たいへんなこと、楽しいこと…
たくさんの経験をしました。

 

今年度も、ますます腕をあげて、多くの方によろこんで
もらえるキルト作りをめざして、がんばっています!

どうぞよろしくお願いいたします。 

 


【4〜5月ドダウリキルト関係の予定】

 

国際交流の会とよなか(TIFA)ネパール支援報告会
〜ネパール大地震から1年〜

4月23日(土)14:00~16:00
とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」

TIFAではネパールの人々にいろいろな支援活動を行っています。
被災地への緊急支援報告をはじめ、ご支援いただいた方たちへの報告会です。

「ドダウリ村の支援活動」葛西芙紗

「ブンガマティ・ファルシドール村のニット制作」中園敏也 ほか

http://tifa-toyonaka.org/schedules/2223

 

ドダウリキルト&ビーズブレスレット展示販売
@クレヨンハウス大阪店

4月29日(金)〜5月29日(日)10:00〜19:00

震災で被災したパタンの女性達が作ったビーズブレスレットと
ともに、ドダウリキルトも展示販売していただけるそうです。
クレヨンハウスはオーガニックな食材や食品、質の高いおもちゃや絵本を
たくさん取り扱うすてきなお店、見ているだけでもとっても楽しいお店です♪

クレヨンハウス大阪・江坂店
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/pages/shop_osaka.aspx

 

おおさかボランティア縁日@萬福寺大阪市西区南堀江)

5月14日(土)11:00~18:00

東日本大震災から5年、ネパール大震災から1年。
結ぶ、広がる、ボランティアの輪を大阪から!

TIFAのネパールチームが主催するお寺でのコラボイベント。
最近若い人に人気の南堀江エリアでの初めての開催です。

〈プログラム〉
ネパールのクラフト作品販売、福島県の食品販売、アジア料理屋台
インド音楽コンサート、ミンダナオ子ども図書館 松居友さんの講演会

 

 

2016.1 ネパールへ (4)

「ナマステ(おはようございます)」

7:00am いつもの長距離タクシーの運転手  メックさんがホテルに
迎えにきてくれました。

今日はいよいよネパール南東部にあるシンズリ郡ドダウリ村に向かいます。

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親切なメックさん 2年前よりも新しい車になってました。

f:id:doudaurikilt:20160215141705j:plainカトマンズ市内 工事が終わり広くきれいになった道

 

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f:id:doudaurikilt:20160215143801p:plainカトマンズからはいくつもの山や川をこえていきます。
1月中旬、この時期は菜の花の季節でした。

 

f:id:doudaurikilt:20160215144059j:plain山の上で途中休憩

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f:id:doudaurikilt:20160215144609j:plain1月はみかんの季節でもありました。
山道でわたしは少し車酔い気味でしたが、みかんでリフレッシュ!
(本当はこの写真は帰り道の写真です)

手で皮がむけるみかんは「スンタラ」、オレンジは「ジュナ」
サイズ、価格、味 いろいろありましたが、どれもジューシーで美味しく
いろんなところで1キロづつ買っては、旅行の間中お世話になりました。

 

f:id:doudaurikilt:20160215150207j:plain山道を越えたところの町でお昼ごはん
「モモ(チベット餃子)」と「チョウメン(焼そば)」

 

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その後、町の家具屋さんに立ち寄りました。
そのお店はサニタさんという女性の嫁ぎ先で、サニタさんはTIFAが運営して
いた孤児院「ハッピーガールズホーム 子どもの家」の卒業生だそうです。
TIFAの葛西さんの突然の訪問に喜び、記念撮影。
かわいい子どもさんと優しそうな旦那さん、幸せそうでした。

Happy Girls Home 「子どもの家」 | 国際交流の会とよなか(TIFA)

 

さあ、ここからは平原地帯
田舎の村をたくさん越えてドダウリ村を目指します。f:id:doudaurikilt:20160215154918j:plain

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f:id:doudaurikilt:20160215153722j:plain土と木だけでできた家や小屋、畑、家畜、植物。
物はそんなになくても、のんびり暮らしてそうな人々。
女性達の鮮やかな色の民族衣装。
映画を見ているような車窓からの景色。
そして、地震の影響はほとんど見られませんでした。

f:id:doudaurikilt:20160215154924j:plainサッカーゴール、学校

f:id:doudaurikilt:20160215154907j:plainサッカーの試合

f:id:doudaurikilt:20160215155241j:plain道、補修中

f:id:doudaurikilt:20160215155248j:plain補修のお手伝いしている男の子ら

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カトマンズからドダウリ村まで、車で1日がかり。
本当は飛行機でネパール南部の街、ジャナクプルまで飛んで(30分)
そこから車で3時間という行き方もあり、今回そうやって行こうかと
言ってましたが、ガソリンの高騰や政治不安で、飛行機飛ばず。。。

しかも、山を降りたところからは、まっすぐの広いアスファルトのよい道が
あるのに、そちらも政治的な問題で通行止めされており、今回はいくつもの
村の中の道を通って行きました。

おかげでガタガタ道だったけども、見える景色はすてきでした。
また今回は暑い季節ではなかったので、車の中でも快適でした。

5:00pm ドダウリ村に到着

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地元NGO・HANDSのクマールさんやバスーさん、奥さんのキルトリーダー
アサさん、息子さん達、診療所の方、みなさんお元気そうで何より。
キルターさんも何人か残って待っていてくれました。
歓迎の花束をいただいたあと、みんなで歓談おやつタイム。
葛西さん手づくりのおいしいパウンドケーキをいただきながら、わたしは
2年以上ぶりの再会に興奮で、カメラを撮るのをすっかり忘れていました。
しかも、カメラレンズが汚れて、なんかぼや〜っとなってます。

 

f:id:doudaurikilt:20160215162316j:plainphoto : TOSHIさん 

 

明日はいよいよキルトづくりの部屋へ

 

2016.1 ネパールへ (3)

前回ブログの、ブンガマティ中心部からまたタクシーに乗って少し
「ブンガマティ・ファルシドール村」に行きました。

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f:id:doudaurikilt:20160207213624j:plain車窓からは、段段畑(段段田んぼもかな)や、れんが工場など
のどかな田園風景が広がっています。 

れんが工場では馬がれんがを運んでいました。
今は冬ですが、緑の季節はさぞかし美しいことでしょう。

f:id:doudaurikilt:20160207214157j:plainブンガマティ・ファルシドール村到着

 

f:id:doudaurikilt:20160207215014j:plainf:id:doudaurikilt:20160207215328j:plainついて早々ですが、ファルシドール村のお世話役(?)のスリさんの
ダルバート(ネパールカレー)をごちそうになりました。
鶏肉、ジャガイモ、米、野菜 どれも100%オーガニック。
やっぱりすごくおいしい!!

 

f:id:doudaurikilt:20160207215132j:plainきれいな鶏! おいしそう…?(^:^)

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ごはんをいただいたあと、ファルシドール村の中心部へ、、、

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ここは、ファルシドール村の仮設住宅です。
こちらの村も2014年4月の地震で大きな被害を受けたそうです。

国際交流の会とよなか(TIFA)では震災直後に、豊中に住むネパール人女性
バティさんを通じて、ブンガマティ・ファルシドール村にブルーシートや
トタン、毛布などの支援を行ってきました。

*その報告はこちら http://tifa-toyonaka.org/news/page/2 

 

ブンガマティの町の中心は大きいので、TIFAのような小さな団体が支援する
のは難しいのですが、そしてそういうところは、他に大きなNGONPO
支援が入ったりすることが多いとのこと。
反対に、ファルシドールのような小さな村(世帯数90戸)には、支援がいき
にくく、TIFAには支援がしやすい大きさなのだそうです。

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震災後、すぐにネパールは雨期に入り、まず必要なのが雨よけ。
ルーシートとトタンが配布されました。

それから、冬期に入ってくると毛布。
日中こそポカポカ陽気ですが、朝晩はかなり冷え込みます。
0度になることも。

被災した人々は、TIFAの迅速な対応にとても助かりました  とたいへん
感謝されていました。
今の悩みは、トタンが結露してしずくになり、夜ベッドや毛布に落ちて
きて困っています との声がありました。
この時期、タメルのホテルの部屋で、毛布2枚かけても寒いくらいなので
仮設住宅は本当に冷えるだろうと思います。
そして、国からの復興支援のお金はなかなか降りてこず、住宅再建には
これから長い時間がかかりそうとのことでした。

 *

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村の広場に行くと、女性たちがたくさん集まっていました。

 

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f:id:doudaurikilt:20160209155637j:plainみんな編み物をしています。
実は、この支援をきっかけにTIFAでは「ファルシドールニットプロジェクト」
が2015年秋頃からはじまったのでした。

f:id:doudaurikilt:20160209160545j:plain編み物の先生はバンチャさん(水色の上着)
まずは、村の編み物上手な5人とバンチャさんに、毛糸の帽子や手袋、
マフラーなどを編んでもらっています。
女性たちはこのプロジェクトを通じて、震災復興や家計の助けになることに
誇りを持つようになっているとのことです。

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「支援に頼るばかりでなく、自分たちで現金収入を得られるようになって
復興や家計の手助けになりたい」ということで、みなさんもっか練習中との
ことでした。

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75才のおばあちゃんもがんばっています。
毛糸は編んだり、ほどいたり何度も練習できるからいいですね。

 


セレモニーでは、みんながそれぞれあいさつをしました。

f:id:doudaurikilt:20160209164727j:plainファルシドールニット、僕はがんばって日本で売りますので、
みなさんがんばっていいのを作ってくださいね〜」とTOSHIさん

 

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感謝の気持ちと今後の期待を込めて
みなさんからカタ(スカーフ)をたくさんかけていただきました。
PHOTO : バティさん

 

f:id:doudaurikilt:20160209224520j:plainちなみにファルシドールニットの毛糸は、カトマンズの毛糸屋さんで
仕入れています。

ちょっと以外だったのは、原毛はニュージーランドイギリスから
輸入しているとのこと。そして、毛糸に加工するのがネパール。
「なぜ、ネパールの羊じゃないの?」と聞いたら、ネパールの原毛も
あるけれど、あんまり質がよくないとのこと。

海外から輸入された原毛はネパールで毛糸に加工されたり、製品に
編まれたりして、また海外に輸出されるんだそうです。
カトマンズのお土産屋さんなどで見かける編み物製品はネパールの羊、
たしかに残念ながらあんまり質がいいとは言いがたい、、、

日本でもよく見かける [ MADE IN NEPAL ] の表示のついたニット製品も
(けっこういいお値段)もとはNZ産かUK産の羊なのかもしれませんね。

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f:id:doudaurikilt:20160209165243j:plainファルシドールニット」よろしくお願いします。
ちなみにファルシドールのファルシとはネパール語で「カボチャ」
なのだそうです☆

(追記 2 / 15)

TIFAのホームページより
「バティさんのブンガマティ・パルシドール復興支援・訪問レポート」
http://tifa-toyonaka.org/wp-content/uploads/a67e4eaa369dd2fd834a4e586113e4f5.pdf

 

 

 

 

 

2016.1 ネパールへ (2)

カトマンズの中心からタクシーで1時間くらいでしょうか。

カトマンズ盆地にあるパタン・ブンガマティへ
2015年4月のネパール地震で大きな被害が出た地域です。

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ブンガマティの町を、ここに親戚の家があるネパール人女性
バンチャさんに案内してもらいました。

 

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ブンガマティは職人さんの多く住む町 
ガイドブックにのっている、外国人観光客がたくさんくるような
有名な町ではないみたいですが、玄関や窓に美しい木彫りのドアや
窓がついたレンガづくりの家が立ち並ぶ、こぢんまりとしたいい感じ
の町だったのではないかなと思います。

 

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 バンチャさんのおじさん家族の家

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幸いこの家では誰も亡くなることなく逃げ出せたとのことでしたが、
ひどく壊れていました。でも、なんとまだこの家におじさんの家族は
住んでいるとのこと。おうちの中を見せてもらいました。

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f:id:doudaurikilt:20160207174439j:plain日本ならば、住んではいけないというか、立ち入り禁止の建物になって
いるのではないかなあ。

しかし、取り壊すにも、建て直すにも、国からのお金はなかなか降りて
こないし、とても困っているとのことでした。

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こちらは仮設住宅

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レンガとトタンで作られています。
海外ボランティアの学生さんとかがきて絵を描いてくれたのかな。

 

f:id:doudaurikilt:20160207175924j:plain町には水の湧き出る池があって、人々の暮らしを支えているそうです。

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f:id:doudaurikilt:20160207180117j:plain井戸

f:id:doudaurikilt:20160207180218j:plain灰を集めて畑にまくといい肥料になるそうです。

 


町の中心には立派なお寺があって、ヒンズー教と仏教と両方の神様が
奉られているそうですが…

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f:id:doudaurikilt:20160207180620j:plain参道

f:id:doudaurikilt:20160207180610j:plainお寺の入り口

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お寺はみごとになくなってました。
がれきの撤去やレンガの積み上げも終わって、すっからかんに。
ここまでの作業はとてもたいへんだったとのこと。
国内外のボランティアや地元の人も1日500ルピー(500円強くらい)
の報酬をもらって、ここまで片付けたのだそうです。

f:id:doudaurikilt:20160207182959j:plain2015年はこのお寺で何年かに一度の大きなお祭りが開催される予定だった
そうですが、この地震でできなかったとのこと。
これはお祭りに出る山車(だし)の車輪。

 

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震災後、こういう美しい古い窓枠などを買いにくる人がきて、たくさん
売られていったとのこと。生活のためには、しようがないことだけれども、
大切な文化遺産が散らばっていってしまうのはちょっとさびしい。

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とてもたいへんそうですが、出会う町の人々はみなおだやかでした。

そしてなんといっても職人さんの町。
手に職があるっていいなあ。

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絨毯を織る女性 

 

*おまけ

f:id:doudaurikilt:20160207183004j:plain歩いていたら、おじさんらがくれた。
晩柑みたいな大きいミカンに唐辛子やらのスパイスがまぶしている。 
甘酸っぱ辛い…(^〜`

 

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バンチャさんのいとこの小さな食堂にて
押して乾いた米か麦 タケノコのカレー 水牛のカレー 煎り大豆 漬物
水牛のラード(?) お米のビールもちょびっと
しみじみと噛み締めながら、体によさそうな、ふつふつとうれしくなるような味。
スパイシーで美味☆

 

追記:余震はもうほとんどないとカトマンズで出会ったネパール人は
言ってましたし、わたしたちがネパールに滞在中の9日間にも感じられ
ませんでしたが、実際はやはりまだ時々あるようです。
これ以上、家が壊れたり被害が出ないことを祈るばかりです。(2/9)

2016.1 ネパールへ (1)

久しぶりのブログです。
2016年1月 ネパールに行ってきました。

 

f:id:doudaurikilt:20160206225841j:plain飛行機から見えたヒマラヤ

 

f:id:doudaurikilt:20160206230210j:plain山の上に山、山の向こうに山山、ネパールは山の国
国土は北海道くらいだそうですが、山が深いので国内の交通が不便です。

 

f:id:doudaurikilt:20160206224442j:plain飛行機から見ると首都カトマンズが盆地なのがよくわかります。
そして田んぼや畑がいっぱい。

カトマンズカトマンズ郊外も、地震の被害がたくさん出ていると
聞きましたが、飛行機からではわかりません。

 

このブログを書くわたしは2年ぶりのネパールです。
2015年4月のネパール大地震後初めてです。
まずは地震被害が気になります。

 

カトマンズ中心にある観光地 ダルバール広場(王宮広場)

↓3年前に行ったとき  2013.4

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↓ 2016.1

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本当はこの階段の上には塔が建っていました。
2014.4月に行ったときに階段を登ったら、偶然、滋賀県の工場で
働いたことのあるネパール人の男性がいて話がはずみ、同行のNさん
(ネパール名はサビナ)が日本から持参のノコギリ!?(楽器)で
「琵琶湖周航の歌」を弾いてくれて歌った思い出の場所♪

 

↓2013.4

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f:id:doudaurikilt:20160206235130p:plainちょっとおばけが出てきそうな(?)ふしぎなノコギリの音色と
何より「ノコギリを弾く!」おもしろ姉さんにみんな興味津々なのでした。

f:id:doudaurikilt:20160207112308j:plain階段の上からの景色

 

↓ 2016.1 f:id:doudaurikilt:20160206230913j:plainあそこの上でノコギリひいてたんだなあ。
お天気のよい冬だとあそこからヒマラヤが少し見えるはずだったのになあ。

「ここでも観光客など数人が亡くなった。あのときはほんとに怖かった」と
道で出会ったネパール人が話してくれました。(写真は今回同行のTOSHIさん)
今はもう余震もほとんどないそうだけれども、取り壊されたり、壊れたままの
建物が目立ちます。

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建物が倒れてこないようにつっかえ棒をしているところもたくさんありました。

それに、前は牛(神様)が広場にいたのに、今回は姿を見ませんでした。

 

カトマンズ アサンチョーク(市場)

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f:id:doudaurikilt:20160207000816j:plainまわりには壊れたような建物もありましたが、市場は以前のように
変わりなくひらかれていて、にぎわっているようでした。

TIFA代表の葛西さんのうしろの建物にもつっかえ棒。

 

f:id:doudaurikilt:20160207002913j:plain色とりどりの新鮮な野菜、ついかじりたい衝動に。お豆腐も!

 

f:id:doudaurikilt:20160207002928j:plain干し魚屋さん

 

f:id:doudaurikilt:20160207000827j:plain岩塩やお茶(かな?)

 

f:id:doudaurikilt:20160207002657j:plain野菜はカトマンズ近郊の農村から売りにきている人が多いとのこと

 

f:id:doudaurikilt:20160207002937j:plainネパールのヨーグルトは、ねっとりしてて超美味!
日本に持って帰りたいのですが、そういうわけにもいかず、今回もたっぷり
食べてきました。

f:id:doudaurikilt:20160216015041j:plain朝食のパンケーキに添えて 

 

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いかにも古そうだけども、地震に耐えたのか
つっかえ棒もせずに建っている建物もけっこうありました。

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ここの前でもノコギリひいてたなあ。
ここは大丈夫そうでした(^^)

 

こちらはカトマンズ郊外にあるボダナート。
チベット仏教のお寺です。

3年前のお姿 2013.9f:id:doudaurikilt:20160206235545j:plain有名観光地でもあるし、お参りする人でいっぱい。 

 

↓2016.1

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f:id:doudaurikilt:20160207101020j:plainお顔の部分がまるごとなくなっていました。

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f:id:doudaurikilt:20160206235458j:plainそしてまた、1個づつレンガを積み上げて作っているようでした。

 

写真にはとれなかったけども、大きな広場か公園みたいなところに
避難テントがいっぱいはってあるところもいくつか見ました。

外国人観光客が泊まるホテルや土産物屋さんが多く並ぶタメル地区では
ほとんど地震の被害がわかりませんでしたが、オフシーズンということも
重なって
、観光客が少なかったです。

 

明日はカトマンズ郊外のパタン・ブンガマティへ行きます。

 

 

ドダウリキルトのネットショップ販売

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ドダウリキルト(ランチマットのサイズ)を
minne(ミンネ)という手作りグッズのサイトで
TOSHIさんが販売してくれています。

minne(ミンネ) https://minne.com/hanaqooyuzu

よろしくお願いいたします。

できれば直接作品を見て、買っていただきたいのですが
遠方の方などへの周知にご協力いただければうれしいです。

 

ネパールのドダウリ村で2013年から始まった、 
女性たちによる「ドダウリキルトプロジェクト」の作品です。

フィリピン・セブ島の「カオハガンキルト」で知られる吉川順子さんが

現地で直接指導されました。

2013年、2014年の「インターナショナル・キルトウィーク」で紹介され、 
注目を集めました。

また「世界のかわいいパッチワーク・キルト: 世界各国の布つなぎと針仕事」(2015年)誠文堂新光社 でも 
コーナーを設けて多数の作品を掲載していただきました。

今回ご紹介するのは小さめのサイズですが、 
ランチョンマットとしてお使いになるほか、壁に貼っても楽しいですよ。

ネパールは世界最貧国のひとつで、加えて女性がはたらく場があまりありません。

さらには2015年の大震災によりインフラが寸断され、 
ガソリンやガス、電気などの供給も途絶えがち。 
GDPの半分以上を占めていた観光産業も大打撃を受けており、 
現地の暮らしは非常に厳しくなっています。

女性たちの経済的な自立を目指した表現活動(ナイーブアート)の 
協働プロジェクトとして始まったこの活動にも、 
現在では「震災復興支援」という目的が加わりました。

という状況にありながらも、現地ドダウリ村では、 
女性たちが毎日キルト教室に通い(片道徒歩で2時間という人もいます)、 
楽しくおしゃべりをしながらのびのびと、そしてのんびりとキルトを作っています。

どうぞお気に入りの1枚をお買い上げいただき、お部屋に飾ってみてください。 
ネパールの人にしかできない不思議なデザインと色彩の世界が心をなごませ、 
ネパールの小さな村で暮らす女性たちとの「ささやかな気持ちのつながり」を 
感じていただければ幸いです。

*作品はすべて日本の支援者(「NPO国際交流の会とよなか」の会員ならびにプロジェクトのメンバー)が
2016年1月に現地から持ち帰ったものです。 

(売上は購入者への送料と販売経費を除いて全額がキルターの女性と現地コミュニティに還元されます)

(サイズはおよそのものです。洗うときは他のものと分けて、手洗いで、乾燥機には入れないでください)

サイズ : 30×40センチ 
1枚 : 1800円 
送料 : 250円(一律)

minne.com

 

 

 

 

キルトが届きました 2015.9-11

 

久しぶりにキルトのご紹介です。

なかなかブログで新作キルトを紹介できずにいてしまったのですが、
9月末〜11月に届いたキルトの一部をご紹介します。
撮影する前に販売してしまったものもあり、ここにのせているのは、
運良く(?)撮影できたキルトとなります。(^^)

くわしいサイズがちょっとわからないのですが、ほとんどは
長辺が100〜130センチ前後のキルトだと思われます。

 

 

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マンディラさん

 

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カルパナさん

 

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フルマヤさん

 

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サパナさん

 

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マンディラさん

 

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マンディラさん 120×90

 

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スニラさん 118×128

 

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製作者不明 118×117

 

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スニラさん

 

以下の画像は10月25日に神戸海星女子学院大学の学園祭で展示販売させて
いただいたときのものです。

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白や薄い色をバックにすっきりと 2トーンでデザインされたもの。
色とりどりの布を使ってカラフルにデザインされたもの。
仕事をしている人々、シカやゾウ、お猿さんが登場したり、
ハイビスカスが咲いてたり、木の葉っぱが細かく表現されていたり、、、

いろいろなものを見て絵にしてカタチにして、手を抜かずに丁寧に
楽しんで作っているのかなあと思われます。
キルティングの縫い目も美しく整ってきてます。
4月の地震のあともみんなすごくがんばっています。

しかし、端切れを使ったピースワークのキルトをほとんど見かけないのは、
どうしたことでしょうか。キルトとは本来端切れで作るもの。捨てる生地は
ほとんどありません。そこはいちばん大事なこと、吉川順子さんに教えて
もらったこと。そこはきっちりと確認しあって、守っていかねばなりませんね。


ドダウリ村のキルトプロジェクトが2013年4月にはじまって、2年8ヶ月ほど。
今後の展開はどうなっていくでしょうか。

2016年もよろしくお願いいたします☆



始まった当初の
ヘナヘナな縫い目はかわいかったよなあとか、
あのガラガラの土くさい
感じも、あれはあれでよかったな〜とか、、、、  
単なる野次馬のわたしは2年前を思い出しながら勝手に言ってま〜す(^:^)